今や多くの子どもとお母さんの悩みとなっているのがアレルギー問題ですね。
我が家の次女にもアレルギーがあります。
幸い、症状はそれほど重くはなく、年齢が上がるにつれて少しずつ克服しているようで、2歳半になる今は随分綺麗な肌へとなりつつあります。
しかし、やはり眠いときや機嫌が悪いとき、体温が上昇するときなどは全身を掻いてしまうので、気をぬくと体が傷だらけになったりします。
食事に関しても、以前ほど神経質になることはなくなりましたが、合わないものを食べると、口の周りに赤い斑点ができたり顔や全身が赤くなって痒そうにしています。
そんな我が子の姿、お母さんとしては見ているのも本当に辛いですよね。
何故そうなったのか、どうすれば良くなるのか、いざという時はどうすればいいのか、悩むこともあると思います。
アレルギーについては、程度も人それぞれですし対応についても諸説あるので、一概に言うことはできませんが、次女の症状と対応をもとに子どものアレルギー問題を考えたいと思います。
子どものアレルギー増加中?その理由として考えられること
我が家の長女は健康優良児で、肌も強く何でも食べられる子です。
私の姪っ子や甥っ子にも、幸いアレルギー体質の子はいなかったので、アレルギーはあまり身近なものではありませんでした。
ところが、次女にアレルギーが発覚し、よその畑の話ではなくなりました。
そして、次女のアレルギー話をいろいろな人に話すと、アレルギーっ子の多いこと多いこと!!
「うちの子もこれくらい(1歳前後)ぐらいのときはひどかったよ!」
「うちの子も小麦ダメなの〜。」
などなど、次女はまだマシな方で、本当に何を食べて生きているのかしらと思ってしまうくらい、重症の子もたくさんいました。
うちの両親や親世代の方々曰く、「昔はアレルギーなんてなかった」そうですね。
実際のデータからも、アレルギーは子どもに限らず増加していると言われています。
しかし、アレルギーが問題視されるようになったのは最近のことではないでしょうか。
「アレルギー」という症状が一般的に言われるようになり、医療技術の発展で検査をしたり薬が出たりしたことで、より身近な病名になったのではないか、と私は思います。
実際に、実は私もたぶんアレルギーらしきものがあると思います。小さい頃から肌がカサカサしたり、痒くなって掻きむしっていたりしましたから。
ただ、一昔前はそれでも、「肌が弱い子」という程度の認識だったのではないでしょうか。
いつも鼻水を垂らしている子も、今では「アレルギー性鼻炎」と病名がつきますが、昔は「よく鼻を出している子」だったのです。
昔もアレルギーの子は確かにいたはずです。ただ、現代の認識がとても高くなったから多く感じるということも、ゼロではないと思います。
もちろん、アレルギーが増加した原因は他にもあると言われています。
住環境の変化や、生活習慣及び食生活の欧米化によって、これまで日本人が日常的に過ごしていた環境や食事が大きく変化しました。
体がこれらに対応しきれず、ある種の拒絶反応が起こっていると考えられます。
例えば、小麦や乳製品がわかりやすいと思いますが、昔の日本人に比べると現代の私たちは日本人は、圧倒的にこれらの摂取量が多くなっています。
私も大好きなのですが、パンや麺類は米飯中心だった日本人の体質に、本来そぐわないのかもしれません。
子どものアレルギーの原因は親?妊娠中の食べ物や遺伝の関係について
先ほども言いましたが、たぶん私もアレルギーっ子です。
主人方にも、アレルギー体質の方がいたそうです。
病院に行っても、家族のアレルギー歴を尋ねられるので、アレルギーは遺伝性のものもあることがわかります。
ただ、親がアレルギーだからといって、必ず遺伝するかと言うとそうではなく、うちの長女のように何の問題もなく生まれてくる子もいます。
逆に、家族にアレルギー体質はいないのに、子供がアレルギーのこともあるそうです。
このように、アレルギーの遺伝性について否定はできません。
しかし、生活環境や食生活(妊娠中も含めて)に気をつけることで、対策を行うことも可能と言われています。
食生活はやはり和食を中心に、早寝早起き、テレビやスマホに張り付かない生活習慣の改善、腸内環境を整えて免疫力を高める、など、あれこれと心配する前に、できることはたくさんあります。
そんな私も、長女の時は初めてのお産で食事や生活にいろいろ気を遣っていましたが、次女のときには、あまり気にしていなかったのが正直なところです。
何人目の出産であっても、特に妊娠中はしっかりと気をつけないといけないなと、猛省しています。
アレルギーの薬はいつまで必要?抗アレルギー薬の長期服用について
我が家の次女の場合は、とにかく保湿することから始まりました。
保湿剤で少し症状は落ちつたかに見えたのですが、やはり掻きむしってしまうところもあったので、ステロイド剤も使いました。
ステロイドを使うことに抵抗は確かにありましたが、とにかくかゆみを取り除いてあげないことには、症状が治らないし、掻き破ったところも治らないので、一番弱いものを使いました。
飲み薬を処方されたのは1歳になる頃でした。毎日服用しているわけではありませんが、症状が酷そうなときや、痒くて眠れなさそうなときなどに服用しています。
私もそうですが、多くのお母さんの気になることは「ずっと薬が手放せないのだろうか?」という不安。
次女は現在2歳半になりますが、病院でもらっている保湿クリームとワセリン、酷い箇所にステロイドとワセリンの混合剤を使っています。
薬を使用する以上は、医師の指導に沿って使用し、勝手に服用をやめたりしてはいけません。
とはいえ、できるだけ早く天然の保湿剤で肌が綺麗になるようにしてあげたいなと思っています。
ステロイドを使っていなくても、化学薬品を子どもの体内に入れていることになるので将来子どもの体内でどのようなことなが起こるか心配です。
現在は、天然成分を用いた入浴剤や石鹸を使い、症状が落ち着いているときには天然のオイルやクリームを肌につけるようにしています。
アレルギー症状には個人差がありますし、薬や治療方針も医師によってそれぞれ異なります。
正解はあるようでないものですので、親の信じる方法で対応していくのが良いのでしょう。
私の場合は、早く病院のお薬から卒業したいと日々考えているので、症状が安定しているときを狙っていろいろなクリームやオイルを試しています。
アレルギーについては、食事制限や肌に触れるものへの気遣いなど、大変なことも多いですが、悪いことばかりでもないかなというのが、現在の個人的な感想です。
次女は、卵・乳製品にアレルギー反応が認められていたので、おやつはたいてい手作りか和菓子が基本です。
「何でも食べられなくてかわいそう」かもしれませんが、裏を返すと余計な添加物を摂取することがないので、食事に関しては良いものを摂取できていると思います。
大変なことばかりを見ず、前向きに考えてアレルギーと向き合っていけるといいですね。