近年の健康ブームで”糖質制限”に取り組まれている方も多くいる通り、精製された白砂糖の過剰摂取は身体に良くありません。
・血糖が急上昇するため身体に負担となる
・精製された白砂糖には栄養価がほぼ皆無
ということが、主な理由です。
しかし、一方では”糖”は脳の栄養素であることからも、必要な栄養素でもあります。
では、具体的にどうしていけばいいのか・・・
子どものおやつはどうするの?
ハチミツは高くて頻繁に使えない・・・
肌荒れに効果があったりやせたりするのかな?
頭痛やだるさは好転反応?
果物の糖分はいいの?
たくさん疑問もあると思うので、今回はそのへんを詳しく考えていきます。
【砂糖断ち】おやつははちみつ・果物など天然甘味料で
砂糖断ちというけれど、そんなこと言ってたら子どものおやつはどうなるの!?
そんな疑問を抱く方もいると思います。
そもそも、
おやつ=お菓子
ではありません。
本来のおやつの意味は、3食で足りない栄養素を補うことです。
子どもの食事は、1日4回食として捉える考え方もあります。
我が家のおやつを少しご紹介しましょう。
* ヨーグルト
うちでは、無糖のプレーンヨーグルトを買って、バナナや旬の果物を混ぜて与えます。
それでも甘味を足したい場合は、蜂蜜かメープルシロップを少し加えます。
果物だけで十分甘いので、足すことはほとんどありませんが・・・
気をつけたいのは、市販のフレーバー付きのヨーグルト。
プレーンのものにしても、どんな種類の、どれくらいの量のお砂糖が入っているかわかりません。
おそらくほとんどが上白糖もしくは人工甘味料でしょう。
ストロベリー、フルーツミックスなどなど、フレーバーが入れば入るほど、人工甘味料だけではなく、その他の食品添加物も多く含まれます。
人工甘味料や添加物の危険性は別記事でも書いていますが、これらが入っている時点で、ヨーグルトは体に悪いものになってしまいますので、気をつけましょう。
* おせんべい・あられ
お菓子は砂糖を使っているものばかりではありません。
おせんべいやあられのような、塩系のものもたまには良いでしょう。
* おいも・豆類・小魚
さつまいもは年中手に入ります。
ストーブでホクホク焼き芋作りは冬しかできませんが、輪切りや棒状など、適当な大きさにあらかじめカットして、フライパンで焼きます。
少量のお塩とゴマをまぶせば子どもたちは大喜びです。
時々味をつけたい時は、バターポテトにすることも。
ハチミツとスライスレモンでグラッセにして、さつまいものハチミツレモン煮にしたり
ハチミツやメープルシロップで大学芋を作ります。
味をつけるのは、たいていお友達と遊ぶ時など特別なときですが、みんな大好きです。
さつまいもではなく、じゃがいもいいですね。
薄めにスライスして、揚げ焼きすれば自家製ポテチ風。
じゃがバターは大人だって大好きですよね。
他にも、これから夏に向かっては、枝豆やとうもろこしが出回ります。
枝豆やとうもろこしを茹でて食卓に置いておけば、ぽりぽり食べています。
あとは、小魚ですね。
味が付いている「ぽりぽり小魚」などのような商品もたまには良いと思います。
味が付いていない、いわゆる煮干しも案外よく食べています。
噛むほどに味が出る、のでしょうか。
最近では、スーパーでも「食べる煮干し」が販売されています。
* 果物
旬の果物は、ビタミンやミネラルも豊富で酵素もたくさん含まれています。
何より甘くてジューシーで、大好きな子どもも多いと思います。
しかし、砂糖とは異なるものの糖質が多いので、食べ過ぎには注意です。
また、最近では農薬の問題もありますので、国産無農薬の旬の果物がベストです。
* 自家製ジュース
最近、砂糖をたっぷり使った「酵素ジュース」なるものが流行っていますが、これはいかがなものかと思います。
我が家でのジュースは、「はちみつレモン」と「ミックスジュース」がメインです。
「はちみつレモン」はその名の通り、レモンをはちみつ漬けにします。
皮ごと漬けるので、無農薬のものを選びます。
もちろん、輸入品のポストハーベストは厳禁!
「ミックスジュース」は、家にある果物をミキサーにかけるだけ。
熟れたバナナをメインにすれば、はちみつなどの甘味料を足す必要もありません。
市販品のジュースを与える場合は、なるべくストレート果汁のものを選びます。
かつては、ヤクルトのような乳酸菌飲料を良いと思って与えていましたが、どう考えても砂糖の固まり・・・
1日1本小さなボトルですが、かなり甘いですよね。
やめました。
* 手作りのお菓子
なるべくヘルシーなものを、とは言っても、やはりおやつは楽しみのひとつ。
たまにはケーキやクッキーなども食べたいですよね。
そんな時は手作りします。
手作りすることで、砂糖を控えたり、砂糖の代わりの甘味料を使ったり、自分で自由にアレンジできます。
もちろん、余計な添加物の心配もありません。
グルテンなどが気になるときは、米粉で代用したり、自分の好みで原材料を選ぶことが可能です。
何よりも、お母さんの手作りのお菓子は、子どもがとっても喜んでくれます。
いかがでしょう?
砂糖を使わないお菓子なんてムリだ!
と思った方、意外と食べるものはたくさんあると思いませんか?
少しずつでもいいので取り入れて、おやつを変えていきましょう。
砂糖断ちでやせた!?肌荒れ・アトピー改善にも効果的!
砂糖断ちをすると痩せる。
これは、普通に考えればわかることですよね。
ダイエットに糖質は禁物!
ダイエットを心に決めたら、まず何をしますか?
「甘いものをやめる」
砂糖とダイエットについては、言うまでもないことでしょう。
では、美肌に関しては?
体の中で糖が溜まってしまった状態のことを「糖化」と呼びます。
糖分を必要以上に摂取してしまうと当然余ります。余った糖は、たんばく質と友達になり合体して、AGEs (糖化最終生成物)という名の老化物質に変身します。この老化物質が全身に溜まっていくことで、肌や髪などの老化を進行させます。このAGEsの恐ろしい点は、コラーゲンに溜まると、肌のたるみやくすみを促進させます。このように徐々に内臓や骨、髪の毛に溜まり、やがて全身の老化を加速させていきます。
砂糖の弊害はたくさんありますが、その中の一つがコレ ↑ ですね。
家事や育児が大変で、疲れて肌がボロボロ・・・
最近そう感じているお母さん!
もしかして、肌荒れの原因は忙しい日々の生活ではなく、砂糖のせいかもしれませんよ!
砂糖断ちをすることで、肌の調子が良くなったという話はよく聞きます。
実際、私も肌が1トーン明るくなった気がします。
もともとファンデーションは苦手だったのですが、おかげで使う必要もなくなり、日焼け止めだけ使っています。
砂糖断ちがお肌に良いということは・・・
アレルギーでカサカサお肌が気になるアトピーっ子にも効果があるかもしれません。
しかし、アトピーはそんなに簡単なものではありません。
我が家の次女もカサカサかゆかゆお肌の持ち主ですが、砂糖を控えているといえども、一朝一夕で良くなるものでもありません。
なぜなら、アトピーの原因は砂糖だけではないからです。
アレルギーっ子のお母さんはお分かりかと思いますが、アトピーの原因はいろいろあります。
血液検査でわかっているアレルゲンを取り除けば良いというものではないのです。
農薬・添加物・石油系の洗剤や製品など、私たちの日常を取り巻くあらゆるものが複雑に絡み合っているといっても過言ではありません。
ただ、砂糖を断つあるいは控える、というだけでも、現状から良くするという意味では効果があると思います。
砂糖を断つとだるい・頭痛が・・・好転反応or効果なし?
個人差はあるようですが、砂糖断ちをするとだるさやイライラ、頭痛などの離脱症状があらわれることがあります。
これは、脳が中毒状態になっているため、「砂糖をもっともっと〜〜〜」と言っているのでしょう。
が、ここは堪えどころです。
先に挙げたような、果物やドライフルーツなどの代わりのもので代用したり、気分転換にストレッチやお散歩も効果的です。
気を紛らわせていれば、程なく禁断症状は緩和されます。
また、糖質制限や砂糖断ちで陥りやすいのが、タンパク質の不足です。
タンパク質は、絶対に不足してはならないものですので、良質なものを選んで摂取するようにしてください。
砂糖をたくさん使った商品が溢れている現代の生活で、砂糖断ちをすることは簡単ではありません。
特に子どもの場合、「健康のため」という理屈が通用しにくいですし、お友達が美味しそうなお菓子を食べていたら欲しくなって当然です。
砂糖による弊害で、直ちに改善が必要な事態である場合を除けば、それぞれのペースで進めていっても良いかもしれません。
砂糖を断つことのメリットはとても大きいので、少しずつでも進めていって、家族揃って健康になりましょう!