調味料は病気の原因!?その正体は調味料に使用される食品添加物

私たちが日々作るお料理に、ほぼ必ずと言っていいほど使う調味料。
特に、日本の食卓には、酒・醤油・みりんなど、日本独自の調味料が欠かせません。
欧米各国においても、日本の調味料は身体に良く、味にも広がりを出せるということで、年々人気を集めており、有名レストランのシェフも日本の調味料を使うことが多いそうです。
ところが一方で、調味料の使いすぎは病気の原因になるとも言われるようになりました。
これは、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす一因となる、高血圧や高脂血症が塩分過多によるものだと考えられているからです。
そのため、醤油や味噌のような、塩分が多く含まれる日本の調味料が生活習慣病の一因であると言われているのです。
確かに、塩分の取りすぎはよくありません。
しかし、一概に調味料が悪いとも考えられないのです。
調味料は、日本で昔から使われてきたものですが、昔の日本人に生活習慣病などありませんでした。
病気の原因となるのは、調味料ではなく、まずは私たちの生活習慣や食習慣が大きく変わったこと。
そして、調味料自体も、大きく変わってしまいました。
大量に、早く、安く生産するために、本来の原料ではなく食品添加物が使われ、伝統的な製法ではなく工場で大量生産されるようになりました。
それによって、本来の調味料の持つ良さは失われ、その代償として調味料の使いすぎで病気になる、とさえ言われるようになってしまったのです。
化学調味料は私たちの味覚を狂わせる危険な添加物

現在日本では1000種類以上もの食品添加物が認可され使用されています。
危険度の大小はもちろんありますが、この数は諸外国と比較してもかなり多い数となっています。
危険な食品添加物については、これまでも記事であげておりますが、その中でも今回は、調味料に使われている添加物の中でも危険なものを取り上げたいと思います。
http://naturalkidslife.com/sohkuhintenkabutsukiken-147
http://naturalkidslife.com/shokuhintenkabutu-risk-748
グルタミン酸ナトリウム
調味料が悪者扱いをされている原因とも言えるべき食品添加物。
それは、化学調味料であるグルタミン酸ナトリウム、成分表示で【アミノ酸等】と記載されているものです。
もし今度お買い物に出かけられることがあれば、是非成分表示をチェックしてください。
ほとんどの食品に【アミノ酸等】の記載があるはずです。
何も知らなければ、「アミノ酸 」という文字で自然のもの、身体に害がないものだと思ってしまいます。
しかし、私たちの身体に必要なたんぱく質の【アミノ酸】と、化学調味料の【アミノ酸等】は全くの別物。
グルタミン酸ナトリウムという化学調味料は、旨み調味料として使用されています。
食べだしたら止まらない、病みつきになる、喉が乾きやすい・・・などを感じた場合、それはグルタミン酸ナトリウムの影響です。
そしてそれが蓄積されていくと、味覚がおかしくなったり、頭痛やめまい、吐気などを引き起こす中華料理症候群という症状が現れ、私たちの健康に悪影響を及ぼすのです。
化学調味料と食品添加物の違いとは

簡単に言うと、食品添加物の中に化学調味料が含まれる、というイメージです。
具体的には、着色料・香料・保存料・甘味料、そして、先に挙げた旨み調味料であるアミノ酸類です。
食品添加物は、合成添加物と天然添加物、一般添加物に分類されています。
細かく分類するといろいろありますが、私たち消費者が知っている必要のあることは、細かい分類や定義付けではなく、特に危険な添加物はどのようなものがあるのか、ということです。
そして、一般的に毒性が高いものとしては、合成添加物の中で特に用途名の記載が義務付けられているものです。
「甘味料(アセスルファムK、スクラロース)」「着色料(赤2、青1)」「発色剤(亜硝酸Na)」といった表示を見かけたことはないでしょうか。
これらのように、用途名プラス物質名が記載されている場合、その添加物は毒性が高い可能性があるので、避けた方が良いのです。
病気にならない食品はどうやって選べばいいの?

答えは簡単です!
添加物の入っていない食品を選ぶこと。
添加物には、身体にとってさほど害がないとされているものとそうでないものがあります。
ひとつひとつを見極めることはなかなか難しいですよね。
それであれば、前項でお伝えしたように、「用途名プラス物質名」の記載があるものをまずは避けることが重要です。
そのためには、スーパーで食品を購入する際に、必ず原材料表示の確認を行うことがポイントです。
危険な調味料と無添加調味料の違いを見分ける方法

さて、話を調味料に戻しましょう。
これまでの話を踏まえると、危険な調味料と無添加調味料を見分ける方法も実にシンプルです。
原材料表示をチェックして、添加物の入っていない調味料を選ぶこと。
調味料に添加物なんて・・・と思われるかもしれませんが、調味料にも添加物が使用されているものがあります。
http://naturalkidslife.com/choumiryou-erabikata-1072
日本には、昔から私たちの食生活に欠かすことのできない、素晴らしい発酵調味料がたくさんあります。
ところが、時代の流れとともに、大量生産・コスト減・時間短縮が優先されるようになり、そのために、発酵調味料でさえも添加物の力を借りるようになりました。
添加物が使用された調味料は、もはや発酵食品としての素晴らしさを失った添加物の塊。
身体に良いどころか、少量であっても毎日摂取し続けるものなので、むしろ身体にとって危険な調味料となっているのです。
良い調味料を見分けるポイントは3つ。
1 原材料がシンプルであること(添加物不使用が当たり前)
2 伝統的な製法で手間暇かけて作られていること
3 価格が安すぎないこと(良い原料で手間暇かけて作られているものがワンコイン以下であるはずがない)
安心安全、身体に優しい無添加調味料の入手方法

それでは、安心安全で、信頼できる、身体にとっても良い調味料はどこでどのように購入すれば良いのでしょうか。
私自身が行っている方法をお伝えします。
* 商品選びにこだわりを持つ販売店を選ぶこと
地域によって異なりますが、最近の健康ブームの影響もあってか、食品選びにこだわりのあるスーパーやショップが増えているように感じます。
いわゆる、オーガニック系のお店です。
私の住んでいる地域にも、オーガニック商品を比較的多く揃えたスーパーがあるので、よく利用しています。
* インターネットを利用する
今の時代、インターネットで大抵の情報を得ることができるのと同様、欲しいもの・必要なものも簡単に購入することができます。
調味料についても同様で、スーパーなどで市販されているものは工場で大量生産されたものが主ですが、まだまだ日本には代々続く老舗の蔵がたくさんあります。
その中で、自分が信頼できておいしいと感じる蔵の、醤油・酒などの調味料をインターネットを通じて購入すれば良いのです。
* 食品宅配サービスを利用する
スーパーもない、インターネットでは情報が多すぎてどれを選べば良いのかわからない・・・というのであれば、宅配サービスを利用するのもひとつの手です。
宅配サービスも様々なものがありますが、無添加食品や無農薬野菜を中心に取り扱っている宅配サービスも全国にいくつかあります。
そこであれば、安心して購入できますし、種類も限られているので比較的選びやすいのではないでしょうか。

いかがでしたか。
忙しい現代人、たくさんある便利な食材の中で、全てを無添加・オーガニックにすることは難しいかもしれません。
しかし、調味料を揃えるくらいならすぐにできるのではないでしょうか?
特に私たち日本人は、日々の食事で調味料を必ず使います。
一度に使う量は、大さじ1〜2程度あるいはそれ以下かもしれません。
それでも、それが毎日小さい頃から大人になるまで続けばどうなるでしょう?
まさに、塵も積もれば山となる。
体調不良や病気を引き起こしてから気づくよりも、その前の早めの対策が健康な毎日を作ります。
まずは、ご自宅にある調味料をチェック!
そして、次回の購入からは、おいしい本物の調味料を選んでみてくださいね。