最近人気急上昇のローチョコとは何かご存知ですか?
ローチョコと生チョコは全く別物です!
ローチョコレート、通称ローチョコというものを聞いたことがあるでしょうか?
私もつい最近知ったのですが、健康志向の人の間で人気急上昇中のスイーツです。
バレンタインを控えたこの時期、より広く浸透するかもしれません。
ローチョコは、その名の通りLaw(生)のチョコレートですが、一般的に人気の高い生チョコ(下画像のようなもの)とは異なります。

一般的に生チョコは、「生クリームを沸騰直前まで煮立たせた中に、刻んだチョコレートを混ぜる」という工程で作られることが多いです。
特徴としては、高めの温度で加熱され、かつ、砂糖を含む原材料を使用します。
一方で、ローチョコは原料に市販のチョコを使用しません。
また、高温で加熱することなく、非加熱(48度以下)で作るのです。
つまり、正真正銘のナマ。
非加熱にすることで、加熱することで失われてしまう、カカオの栄養素を摂取することができるのです。
カカオは本来スーパーフード!チョコレートの問題は大量の砂糖と添加物、植物油脂にあり!
チョコレートが健康や美容に良い、という話を時々耳にします。
しかし、これはある意味では正解であり、ある意味では間違い。
健康や美容に良いのは、チョコレートではなく、その原料となるカカオです。

カカオには、ポリフェノールや酵素、ビタミン、ミネラルなど、抗酸化物質が豊富に含まれ、特に美容に効果が高いされています。
また、動脈硬化予防や血圧低下、腸内環境改善にも効果が高いとされ、さらには、幸せホルモンも分泌するという、嬉しい効果がたくさんあります。
まさに、スーパーフードということができるのです!
しかし、これらの効果が期待できるのは、市販のチョコレートであればカカオ含有率80%以上のダークチョコレート。
しかも、カカオ含有率80%以上であっても多少の砂糖や乳化剤・香料などの添加物が含まれているものも少なくありません。
多くの人に好まれる甘いミルク味のチョコレートは、カカオ含有率が低く健康に効果がないばかりか、かえって悪影響にもなり得ます。
その原因は、たっぷりのお砂糖と添加物、そして、植物油脂。

これらのために、カカオ本来の優れた効能は意味をなさず、かつ、加熱処理されることで栄養素は失われてしまうのです。
お砂糖、添加物が私たちの体にどのような悪影響を及ぼすか、それはこれまでの過去記事でも詳しく触れています。

そして植物油脂。
特に、業務用に使用される植物油脂は、粗悪なものが大変多く、これらは私たちの体を酸化させ、健康に悪影響を及ぼします。
植物油脂をはじめとした油脂については、アレルギーなどとも大きく関わるので、改めて別記事で詳しく触れていきます。
これら、たっぷりのお砂糖と添加物・植物油脂で作られた市販のチョコレートは、私たちの健康にプラスの影響を及ぼすどころか、一瞬にして血液を汚すのです。
非加熱!砂糖不使用!無添加!お家で作れる簡単ローチョコレシピ3選!!
それでは、砂糖や添加物、粗悪な油脂を使用せず、非加熱で作るローチョコのレシピをご紹介します。
一見ハードルが高そうですが、実はお家で簡単に作れてしまうのです!
火を使わないので本当に簡単、あっという間!
10分でできる!超簡単な基本のローチョコ

【材料】
・ココナッツオイルまたはカカオバター 90g
・ココアパウダー 30g
・メープルシロップまたはアガベシロップ 40g
・ピーナッツペースト(無糖) 30g
・岩塩 ひとつまみ
【作り方】
1 ココナッツオイル(カカオバター)を湯せんで溶かす。
2 ココアパウダーをふるい入れて、ダマができないようによく混ぜなめらかにする。
3 メープルシロップ(アガベシロップ)と ピーナッツペースト、岩塩を加えてよく混ぜる。
4 型に流し込み、冷蔵庫でよく冷やして完成。
*ピーナッツペーストは白ごまペーストやその他ナッツペーストで代用可能。
*型は、百均などのシリコン型や、バットに一気に流し込んでナッツやドライフルーツを飾り、固まってから切ってもOK。
基本に慣れたらアレンジを楽しむ!みんなに人気のローチョコトリュフ

【材料】
・カカオパウダー 60g
・生クルミ 2カップ(一晩浸水する)
・レーズン 50g
・デーツ 100g
・ココナッツバターorカカオバター 5g
・岩塩 ひとつまみ
・バニラエッセンス 数滴
・お好みのリキュール(なくてもよい) 適量
【作り方】
1 生クルミは一晩浸水しておく。
2 全ての材料をミキサーやブレンダーで攪拌し混ぜる。
3 適当な大きさに丸める。
4 カカオパウダー・ごま・ココナッツファイン・砕いたナッツなど(分量外)お好みのものをまぶす。
贅沢すぎる一品!?罪悪感なしで食べられるローチョコタルト

【材料】
A クラフト(底面に敷くタルト部分)
・アーモンドやカシューナッツ、クルミなどお好みのもの 100g
・メープルシロップ(アガベシロップ) 大さじ2
・ココナッツオイル 大さじ1
B フィリング(記事となるチョコレート)
・生カシューナッツ 80g(一晩浸水)
・ココナッツオイル 90g
・ココアパウダー 30g
・メープルシロップ 40g
・ピーナッツペースト(無糖) 20g
・バニラエッセンスやリキュール類(なくてもよい・お好みで) 適量
【作り方】
1 【Aのクラフト】アーモンドなどのナッツ類をブレンダーで細かく砕く。
2 【Aのクラフト】砕いたナッツと残りの材料を混ぜ合わせ、型に敷き詰め、冷蔵庫で冷やし固めておく。
3 【Bのフィリング】生カシューナッツは一晩浸水しておく。
4 【Bのフィリング】全ての材料をブレンダーで滑らかになるまでよく混ぜる。
5 冷蔵庫で冷やしていた型に4のフィリングを流し込む。
6 冷蔵庫で1時間以上冷やし固める。
*お好みのフルーツやナッツなどで飾り付けをしてもOKです。

いかがだったでしょうか?
こんなに簡単に作れてしまうなんて、私も最初はびっくりでした。
しかも、基本のローチョコさえできれば、ナッツやドライフルーツをまぜたり自分なりにアレンジすることももちろんOK!
ただし1つだけ注意点が。
このローチョコ、原料で使用しているココナッツオイルやカカオバターは融点が低いので、暖かい部屋や夏場などはあっという間に溶けてしまいます!
ですので、要冷蔵!
たくさん作った時は冷凍保存も可能です。
商品として販売されているローチョコも、最近では多く出回っていますので、気になる方はそちらもチェックしてください。
せっかく食べるのであれば、体に悪いものより良いものを。
もちろん食べ過ぎは禁物ですが、これであれば子供達に与えても罪悪感を感じずに済みますよね。