あまり人にはいえないけれど、トイレに関する悩みって多少なりとも皆さんあるのではないでしょうか?
2020年1月20日放送の『名医のTHE太鼓判』では、そんな尿に関する悩みや症状が取り上げられました。
もしかするとあなたにも当てはまるものがあるかも・・・?
トイレを見るとトイレに行きたくなる?もしかしたら・・・
膀胱炎の可能性が!
膀胱炎といっても、様々な症状や状態があることが今回の放送で取り上げられました。
まずはタレントの坂下千里子さん。
とある1日、坂下千里子さんに密着取材すると、午前中だけでも5〜6回トイレに行っていました。
トイレの表示を見ただけでトイレに行きたくなるようです。
確かに、私も出かける前や長時間トイレに行けない状況の時は、特に尿意がなくてもトイレに行くことがありますが。
さすがに坂下さんほどではありません。
原因として、
- おしっこを貯める膀胱に炎症が起きている(膀胱炎)。
- 心因性頻尿・・・行きたくなるかもしれない不安や近くにないと不安など。
ということが考えられるそうです。
膀胱は筋肉でできています。
通常、尿がたまって筋肉が伸び、排尿されることで縮みます。
しかし、他の筋肉同様、溜まっていない状態で何度もトイレに行くと、筋肉が使われていない状態になってしまうので、筋肉は衰えます。
対策としては、まずは2〜3分我慢してみること、
そして慣れてきたら、徐々に時間を長くしてみて膀胱を鍛えること、だそうです。
あまりに我慢するとかえってよくないこともあるので、あくまでも無理はせずトライするのがオススメです。
また、番組では、排尿が一日8回以上ある場合は頻尿かもしれない、とのことでしたが、お水を飲む量など個人差もありますので、神経質になりすぎるのもよくないかもしれません。
何事も適度を忘れないようにしましょう。
おしっこの勢いがない、夜トイレで目が覚めるなどの症状も膀胱炎の可能性が。
トイレを見たら行きたくなる、という症状をお伝えしましたが、それ以外にも様々な膀胱炎の症状があるようです。
- おしっこの勢いがない
- 夜トイレで目が覚める
このような症状に心当たりはあるでしょうか。
まず、トイレに行きたいはずなのにチョロチョロしかでない、少ししかでない場合、膀胱になんらかの炎症が起きている可能性があります。
また、夜トイレで目が覚めるのも膀胱が正常に働いていない可能性があるとのこと。
実は、寝ている時に1回以上トイレに行くと”夜間頻尿”というそうです。
そしてなんと、驚きのデータも紹介。
夜間のトイレ、2回以上で死亡率がなんと約1.6倍、3回だと約2.5倍になるというのです!
膀胱炎は、その他下腹部痛や血尿の症状もあるので、心配な場合は迷わず病院で受診しましょう。
トイレに行かなさすぎるのも大問題!命に関わることも。
これまでは、頻尿について取り上げましたが、逆にトイレに行かなすぎるのも大きな問題です。
番組では、タレントの奥山佳恵さんが調査されました。
朝から大忙しの奥山さん、起きてからトイレにも行かず、朝食とお弁当を仕上げます。
その後、買い物やエクセサイズに通い、起床から6時間経過後、ようやくその日初めてのトイレへ。
奥山さん曰く、忙しすぎて一分一秒も惜しく、トイレに行く時間さえも惜しい、加えて水分も取らないのでトイレに行く回数はとても少ないのです。
そんな奥山さんの尿を調べると驚くことがわかりました。
尿1mlあたりの大腸菌10万個
尿1mlあたりの腸球菌10万個
これは、通常では考えられないそうです。
排尿は、老廃物を排出する役割だけではなく、外部から膀胱に侵入してくる細菌を洗い流す役割も果たします。
トイレに行く回数が少ないと、それらの細菌を流すことができず、膀胱に侵入、さらに放置すると腎臓にも悪影響を及ぼすことがあります。
重症の場合、腎盂腎炎になり、命に関わることにもなりかねません。
男女ともにあるあるのお悩みは尿漏れ!?
女性の尿漏れ問題は骨盤底筋を鍛えること!
笑った時、くしゃみした時、咳をした時にチョロっと漏れる尿漏れ。
特に女性では、出産を機に尿もれの悩みを抱える人も多いと言われます。
そんな芸能人代表が西村知美さん。
病院に行くと、腹圧性尿失禁と診断されました。
通常、骨盤底筋がしっかり鍛えられていると起きないのですが、加齢や出産を機に骨盤底筋が緩み、自分の意識とは別に尿が漏れてしまいます。
この解決策として、番組ではどこにいてもトイレが探せるアプリが紹介されたり、西村知美さんオススメのトイレが紹介されたりしましたが。
オススメは、とにかく骨盤底筋を鍛えること!
エクセサイズとしては、スクワットが一般的です。
スクワットは、大腿筋を鍛えますが、もちろん筋肉は繋がっているので骨盤底筋にも有効です。
また、お尻の穴を締めたり緩めたりするエクセサイズもオススメです。
やり方は簡単。
お尻の穴をキュッと締めます。次に、意識だけでもいいので尿道の入り口を締めるようにします。
分かりにくい場合は意識だけでもしてみると、徐々に慣れてくるはずです。筋肉は繋がっているので、慣れてくると尿道が閉まるのが感覚としてわかると思います。
あとは、このように締める・緩めるということを日常的に繰り返すと骨盤底筋が徐々に鍛えられますよ!
歳を取っても出来るだけ現役で、大人用紙おむつのお世話にならずにいたいですよね!
全身の他の筋肉同様、トレーニングはやはり重要です。
男性にも意外に多い尿漏れ問題
しかし、この尿漏れ問題、女性のお悩みかと思いきや実は男性にも多いそうですね。
男性の場合、尿道がS字形になっているため、尿が残りやすく、排尿直後でも漏れてしまうことがよくあるようです。
水・尿を巡る様々なマイナートラブル。
少しでも「おかしいな?」と感じたらお医者さんを受診するようにしましょう。