今回はとっても難しいテーマです。
「予防接種」について。
子どもを病気から守るため、そして社会全体を集団感染から守るために大切なものだと考えられています。
近年では、乳幼児に接種すべきとされる予防接種が増加傾向にあり、そのリスクとベネフィットを今一度きちんと把握して考える必要があるのではないでしょうか。
1歳までに接種すべき予防接種は10本以上!同時接種のリスクは?
一人目の子を妊娠中、時間に余裕があったのでプレママ向けのイベントやセミナーに友達を誘ってちょくちょく参加していました。
その中で出会ったのが、「予防接種セミナー」なるもの。
それまで、出産や産後の育児そのものに関することで頭がいっぱいで、予防接種のことまで考えが及んでいなかったのですが、聞けば予防接種って大仕事ではないですか!
予防接種によって、詳細のスケジュールは若干異なりますが、早ければ生後2ヶ月から接種が可能になり、1歳までに接種しなくてはならない定期接種はなんと10本!
任意接種を含めると15本!!(2016年現在)
<定期接種>
ヒブ・・・7ヶ月までに3回接種。3回目の接種後6ヶ月から13ヶ月以内に追加接種
肺炎球菌・・・7ヶ月までに3回接種。1歳ごろに追加接種。
4種混合(ジフテリア・破傷風・百日咳・ポリオ)・・・1歳までに3回接種。三回目接種後1年ごろに追加接種。
BCG・・・5〜8ヶ月未満に1回接種。
MR(麻疹・風疹)・・・1〜2歳の間に1回接種。小学校就学前にⅡ期1回接種。
日本脳炎・・・3歳で2回、1年後に追加1回接種。
<任意接種>
ロタウイルス・・・生後8〜14週で初回接種。8ヶ月頃までに2〜3回の接種。
B型肝炎・・・4週間で2回接種後、1回目から20〜24週以降に1回接種。
水疱瘡・・・1歳以降に1回接種。3ヶ月以上開けて2歳未満で2回目の接種。
おたふく風邪・・・1歳以降に1回接種。5〜7歳未満で2回目の接種。
インフルエンザ・・・毎年10〜11月ごろに2回接種。
これって異常なほど多いと思いませんか?
そこで、最近主流となっているのが「同時接種」。
右腕にAワクチン、左腕にBワクチンを打つ、という具合に、一度に複数の予防接種を打つのです。
うちが通っている小児科では、よほどの理由がない限りは2本までしか接種しないのですが、病院によってはそれ以上も接種できるところがあるそうですね。
この「同時接種」については、「何の問題もない」と言われます。
むしろ上記のようなスケジュールをこなすには必要です。
数年前に、同時接種による死亡例が確認されたと大きなニュースになりましたが、「因果関係不明」ということで処理され、それ以上は問題になりませんでした。
同時接種によるデメリットはない、と公言しているところもあります。
本当に?
医療行為である以上、いや医療行為でなくても、そこまで言い切れることってないのではないでしょうか。
現状では、同時接種をしなくてはスケジュールが組めないのでやむを得ないかもしれませんが、疑問を持って考える必要がありそうです。
少なくとも、同時に3本も4本も接種するのは控えた方が良いかもしれません。
全ての予防接種は本当に必要?リスクとベネフィットについて考える
長女を妊娠中の私は、セミナーで聞いたことをまるまる鵜呑みにして、「子どものためにも、予防接種はできる限り全て受けなくては!!」という使命感に燃えてしまいました。
予防接種における安全性やリスクにまで考えが及ばなかったのです。。
いやむしろ、赤ちゃんを守るために予防接種を受けなければー!!多少の副反応はあるだろうけど、病気にかかるのを予防する方が大切だ!!と思っていました。
でも、後々から知ったのですが、予防接種自体が本当に必要なのか、しっかりと考えなくてはならないんです。
もちろん、予防接種によるベネフィットもあります。
予防接種のおかげで、世界中から様々な感染症が根絶されつつありますし、実際にうちの子たちも予防接種に守られているのかもしれません。
幸いにして、うちは予防接種による重大な副作用もなく元気に育ってくれています。
しかし、リスクについて考えずにはいられません。
赤ちゃんが誕生して間もなく、市から予防接種手帳が送られてきますよね。
「受診券があるので、無料で予防接種を受けられますよ。」
というもの。
検診で病院に行けば、予防接種を受けたかどうかのチェックは必ずされて、もし受けていない場合は、早急に受けるように言われると思います。
いや、むしろ予防接種を受けないなんて選択肢はないよ、という感じです。
定期接種は、国や自治体が「なるべく受けるようにしてください」というもので、費用も公費負担です。
任意接種は、同じく接種が推奨されていますが、公費負担ではないので個人に費用がかかってきます。
実は、定期接種も任意接種もどちらも受ける義務はありません。
しかし、少なくとも「定期接種に含まれるものは絶対に接種するよね」というのがほとんどです。
冷静に考えてみましょう。
接種の対象は乳幼児です。生後数ヶ月で、寝ているかミルクを飲んでいるかしかしていない、赤ちゃん、または何もわからない幼児です。
その小さな体に、何本ものワクチンを入れるのって大丈夫なのかしら?
私自身も、この疑問に気付かされたのは、次女が1歳になる少し前でした。
そして、ワクチンに含まれる添加物について初めて知ったのもこの頃です。
ワクチンには病原体を弱めたり無毒化した主成分と、ワクチンの品質を保持するための添加物が含まれます。
この添加物には、脳や体に様々な影響を与えるとされる金属物質や化学物質が使われています。
特にアルミニウムなどの金属物質は、一度体内に取り込まれると排出されることはなく、その行き着く先は脳だそうです。そしてそれが認知症やアルツハイマーなどの原因になる。
驚きました。
しかし、それでも予防接種を受けないという選択をする勇気が自分にあるのか、断言はできません。
現にこれまで、知らなかったとはいえ、自分の二人の子供には世間一般に推奨されている通りのスケジュールでほとんどの接種を行ってきました。
最初から添加物や予防接種のリスクを知っていたとしても、結局は接種することを選択するかもしれません。
しかし、
今後は接種可能な予防接種について要検討していきます。
インフルエンザの予防接種は受けない方針です。
子宮頸がんワクチン、現状だと受けさせませんね。
水疱瘡・おたふく風邪も、本当に必要だとは思えないので、受けないつもりです。
自分たちの小さい頃は、水疱瘡やおたふく風邪にかかって免疫を獲得してたんですよね。
病気にかかることで免疫が獲得できるなら、病気に打ち勝てる体づくりを普段から心がけたいと思います。
友人の中には、勉強した結果、ヒブ・肺炎球菌は接種しないと病院に伝えたけれど、「接種しないなんてありえない!」という勢いで説得され、根負けして接種することになった人もいます。
一方で、「接種しない方針」をとった結果、細菌性髄膜炎にかかって入院したケースも知っています。
うちの長女は、スケジュールがうまく合わず、ロタウイルスワクチンは接種しませんでしたが、ロタウイルスにかかることなく、元気に過ごしています。
インフルエンザは、接種しなかった結果昨年は二人とも発症しました。長女は慣れない高熱が続いて体力が落ちて、1日だけ入院しました。予防接種をしなかったからそうなったのか、接種していたとしてもかかっていたのか、本当のところはわかりませんが、接種しなかったことを後悔はしていません。
今年度も子どもには接種しない方針です。
病気にならないようにすることだけに気をとられるのではなく、病気になったとしても病原体に打ち勝つ力も必要だと思います。
可愛い我が子が熱にうなされる姿は本当にかわいそう。できるものなら代わってあげたい!と思うこともあります。一方で、病原体に打ち勝って免疫を獲得し、レベルアップしてくれるように、頑張って!と応援しています。症状を緩和できるように、精一杯のサポートをします。
予防接種を受けるも受けないも最終的には親の判断です。
子育てに正解がないって本当に痛感します。
このテーマは私に取っても永遠の葛藤。
親の責任って本当に重大ですね。
重たすぎる・・・
子どもたちよ、強くなれ!!