「ママ〜!お腹すいたよー。なんか食べたいー!!」
子どもって、常にお腹を空かせているんじゃないかと感じているお母さんもいらっしゃるのではないですか?
うちも、何だか1日中子どものご飯のことを考えているような気がします^^;
しかし、飽食の時代といわれる昨今、子どもの食生活が大きな問題になりつつあります。
昔のように素材そのものの味を生かしたシンプルな食事が減り、しっかりした味付けの高カロリー食が人気になっており、子どもの生活習慣病の問題さえ指摘されています。
また、外食やお惣菜が手軽に利用できるようになったことも、私たちの食生活を大きく変えています。
離乳食を始めた頃は気を使って薄味を心がけていたのに、幼児食になった途端に大人と同じ味が濃いものを与えていませんか?
実は私自身も耳が痛い話ではあるのですが、現在の子どもの食生活は、子どもが大きくなってもずっと続いていくもの、また、幼少期は心身ともに最も成長の著しい時期なので、直接影響があるのは明らかです。
いまいちど、子どもの食生活の現状と問題点を考え、改善できるところは改善して行きましょう。
子どもたちの健やかな未来のために!
幼児食の現状と問題点 日本の食卓は貧しくなってる!?
乳幼児期は人の人生の中でも心身ともに最も成長・発達が著しい時期といわれています。この時期の食生活はその後の人生にも大きく影響すると言っても過言ではありません。
しかし、子どもはなかなか親の思う通りに食べてくれませんよね。
私も子どもたちの離乳食期から何度もなんども苦悶していました。
特に長女の場合は、野菜をなかなか食べなかったので(今でもムラがあります)、どうしたら食べてくれるかと試行錯誤して食事の準備をしています。
薄味が良いとはわかっていても、味をつけたほうがよく食べてくれるので、濃くなりすぎないように注意をしながら味付けも行います。
こうして母親なりに試行錯誤して作った料理、おいしいとたくさん食べてくれれば作った甲斐もありますが、そうでない場合・・・がっくりしてしまいますよね。
私なんて「せっかく作ったのに!」と、イライラしてしまうこともありました。。。
それでも、やはり食生活は子どもの成長に直接関わる大切なことです。なるべく野菜中心の手作りのものを、イライラせずに(笑)、おいしいと言って食べてもらえるように日々努力しているのですが。
日本の子どもの食生活が貧しいというただならぬ情報を耳にしてしまいました。
これは一体どういうことでしょう!?
近年大きな問題になっているのが、幼児を含めた子ども全体の「こ食」です。
「孤食」子ども一人で食事をとること。
「個食」みんなで食事をしているが、食べているものがバラバラ。
「子食」子どもだけで食卓を囲んでいること。
「粉食」パン・麺類などこな製品ばかりを食べること。
「濃食」濃い味付けのもの。
「固食」決まったものしか食べない。
「小食」ダイエットのための食事制限。
あえて説明をつける必要もないかもしれませんね。
これら「こ食」が何故子どもの成長に良くないか、わざわざ説明するまでもないと思います。
確かにこれらが日本の家庭の現状であるならば、決して豊かな食卓とは言えないと思います。
私も「子食」や「粉食」に関しては、ギクリとしてしまう部分もありますので、なるべく改善していこうと反省する次第です。
規則正しい生活は子どもの基本!問題点は生活習慣から改善しましょう!
先に挙げたとおり、日本全体の子どもの食生活も大きな問題を抱えていますが、私たち家庭レベルでも、お母さんたちはそれぞれたくさんの問題を抱えていますよね。
例えば・・・
・そもそも食欲がない、少食。
・好き嫌いをする、偏食。
・しっかりかまない。噛み切れず飲み込めない。
・ジュースや牛乳を欲しがり、お茶や水を飲まない。
・太り過ぎ、食べ過ぎ
・遊び食べ
うちの子どもたちも当てはまることもあり、本当に困ったもんです><
唯一当てはまらないものは「食欲がない・少食」という項目くらい。笑
それでは、母が抱える子どもの食生活の悩みについて、解決策はないか考えてみましょう。
全てに共通して言えるのは、やはり生活習慣の改善です!
「食欲がない・少食」にしろ、「好き嫌い・偏食」にしろ、いずれにしてもまずは生活リズムを見直してください。
早寝早起きしていますか?前日の夜の食事が遅かったり多すぎたりしませんでしたか?
大人でもそうですが、朝起きていきなりは食欲が湧きませんよね。
目覚めてから布団をたたむ(小さい子はお手伝いをする)、服を着替え、顔を洗うなど、体を動かしているとお腹が空いてきます。
また、大人も前日の飲みすぎ・食べ過ぎが響いて朝食が食べられない時もありますよね。夕食は、就寝時間の2時間前には終わらせるようにしましょう。
外遊びはしっかりしていますか?
しっかり体を動かさなくてはお腹は空きません。
うちの子供達も、朝起きてから遊んでばかりでほとんど食べない時期がありました。
朝食をほとんど食べず、昼の10時頃にお腹がすいたと間食を欲しがるのです。しかし、長女は外でしっかり遊ぶようになってから、出された朝食を残さず食べるようになりました。これを見ている次女も、同じように食べています。
外でたくさん遊んでお腹がペコペコなときは、普段あまり好きでないものも口に頬張っています。
空腹は最強の調味料ですね。
子どもだけで食べさせていませんか?
ある日、朝食を食べながらうろうろしたり遊んだりしているので注意したことがありました。すると娘がこう言いました。
「だってママと一緒に食べたいんだもん。」
これを聞いて、猛反省です。
朝はお母さんにとって1日の中でも忙しい時間帯です。
食事の準備、片付け、お弁当作り、洗濯・・・私もつい、家事を優先してしまいがちで、朝食はとりあえず子どもだけ食べさせて自分は後で適当に食べよう、ということが多々あります。
母親にとって朝の時間は貴重ですが、子どもはやはりお母さんやお父さんと一緒に食べたいのですね。
楽しい食卓は、子どもの食欲に影響するのだと思い知らされた出来事でした。
間食が多すぎませんか?
お菓子やジュース、牛乳もそうですが、子どもの小さい胃袋にはかなり響いてきます。
うちの子たちも大好きですし、家に置いてあることがわかると必ず駄々をこねて欲しがります。
そこで、「買わない」という決断をしました。本当はこっそり買って隠しておくんですけどね。
ジュースも、あることがわかると見境なく欲しがるので、買いません。冷蔵庫にないことがわかると、それ以降は欲しがらないようになりました。お菓子も同様です。
子どもが大好きなお菓子やジュースは決して子どもの目の触れないところに隠しておく!これは食生活改善の鉄則です。
そして、うちの食事前の空腹をしのぐために活躍しているのが、「いりこ(煮干し)、焼き海苔、おしゃぶり昆布」です。いつの時代だよ!?って感じですよね。
食事前でも、どうしてもお腹が空いてぐずぐずになるときは、これだったらOK、ということにしています。
「寝る」「起きる」「食べる」「遊ぶ」の4つのリズムが出来てくると、子どもの生活リズムがほぼ定まります。
子どもにとって、生活のリズムが毎日同じということは安心感につながると言われます。
生活リズムが整い、子どもが安心して生活できるようになると食生活をはじめとした生活習慣は自ずと良い方向に進みます。
乱れた生活習慣を改善するには、子どもとバトルすることにもなるかもしれませんが、是非取り組んでみてください。
私も子どもたちとの根比べに日々奮闘しています。
幼児の食事は1日4回 おやつはお菓子ではなく、栄養補給と考える
娘の通っている幼稚園でも推奨されているのですが、子どもは1日4回食にするということです。
子どもの胃袋は大人と比べるとずっと小さく、1回に大人が思うほどたくさん食べられません。
どれくらい食べられるか、子どもによって個人差があると思いますが、目安としては20分以内に食べ終わるくらいがちょうど良いそうです。
小さな子どもの集中力が持続するのは20分程度だそうで、20分を過ぎて食事を与え続けても、ダラダラ食べや遊び食べの原因になってしまいます。時間内に食べきれない、食が進まない、などということもあると思いますが、その時はいったんキリをつけて食事を強制終了し、時間を置いてから再挑戦してみるのが良いと思います。
ところが、20分以内に食べきれる量にしたものの、特に昼ごはんから夕飯まではお腹がもたない・・・ということになるかと思います。
実際うちの子どもたちもその通りで、夕方4時〜5時頃は空腹にあえいでおります^^;
本当にお腹が空いているとき、子どもはお菓子をいくら与えても満足しません。
おせんべい1枚、また1枚、もう1枚、次は果物、それからクッキー・・・・とキリがないという経験はありませんか?
そこで、3時のおやつを軽食に変えます。
つまり、おやつ=お菓子ではなく、朝昼夕食で取りきれなかった栄養素を補うもの、こどもの発達に必要なものがきちんと含まれているものにする、と考えるようにしてください。
例えば、お芋(ふかし芋・焼き芋・スイートポテト・大学芋)、ミニうどん(わかめや昆布などの海藻類を添えて)、蒸しパン(野菜や果物を練り込む)、おむすび、ヨーグルト、果物などが理想です。
そうした結果、うちの子どもたちはお腹が満たされるのか、ダラダラと何かを欲しがるということはなくなって、おやつから夕飯までの間もよく遊ぶようになりました。
ただ、おやつは食事と言っても楽しみの一つでもありますよね。
親の願いが込められたものだけではなく、子どもの好きなもの、喜ぶものも混ぜながら、楽しい食卓を作ってくださいね。
子どもの仕事は、「よく遊ぶ・よく寝る・よく食べる」ことです。
大人に向かって重要な成長段階にある子どもたちが、心身ともに元気でいられるような生活習慣を心がけていきましょう。